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  ぶどう通信
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  すずかのぶどうの活動を通して皆さまに情報を発信していきます。
平成17年2月1日
発行:NPO法人 市民ネットワーク すずかのぶどう  NO:45

 
ジョイントセール
平成14年11月から社会就労センター協議会の活動支援・フェアトレードネットワーク構築を目的に、みえ市民活動ボランティアセンターで開始した「ジョイントセール」も沢山の方々のご協力で2年を越えて継続することができました。当初参加施設も少なかった作業所の数も30施設を超えるまでになりました。この機会にご尽力頂いている社会就労センターの佐藤さんにご寄稿頂きました。

寄稿文
現在三重県内には、知的・精神・身体・失語症(1施設のみ)等のハンディのある方々が、企業就労が困難な為にフリーター状態で働いている、小規模作業所・共同作業所・授産施設といった名称で呼ばれている施設が、144施設あります。フリーター状態で働いていると言う表現は的確ではありませんが、実際賃金を稼ぐのが主流となっているので仕方ありません。
本来は、職業訓練の為に設置された施設なのですが、ノルマを達成するのが難しい為、様々な作業の提供は受けられないので数種類の企業の下請けをやっているのが現状です。
このような現状によってかなりの数の施設が、材料を仕入れて製品を作る形で作業所に通う方々の個々の能力を開発しようと考えて、自主製品を作るようになりました。
そこからさらに、一向によくならない現状に対抗して、自主製品によって作業所で働く方々の賃金を増やそうと考えるようになりましたが、類似品が多い・商品力が弱い・デザイン性が低い等の理由で、ほとんど売れないのが実情です。
「売れないのは売れる製品を作れないのだから仕方が無い。」
このように言い切るのは簡単ですが、ハンディのある方々が自主製品の製作販売によって賃金の割り増しを考えざるを得ない状況を作り出したのは、世間一般の認識と、企業の受け入れ態勢が不十分であったこともひとつの要因として考えられますので、彼等自身・施設側にさらなる努力を求める以上に、世間一般・企業にさらなる努力を求めたいと私は思います。
「努力をするって、一体何をすればいいのか分からない。」
まずは、見に来ていただいて、買っていただけば、彼等の賃金は間違いなく増えるはずなので、見に来て、買ってください。買ったなら次は、製品にたいする率直な意見をいただけたら嬉しく思います。
全ての人が自分の都合・不都合に捕われずに、しっかりと世の中の全てを見つめて、はっきりと自分自身を自覚すれば、彼等との距離は確実に無くなります。何故ならば彼等には、ハンディと言う自分自身を自覚する必然性がすでにあるからです。
私はこの文章を書く上で、ハンディのある方々の呼称である「障害者」と言う言葉を、彼等に対して使用していませんが、全ての人がよりよく生きるための障害となっているのが健常者の認識である以上、「障害者」と言う呼称にふさわしいのは、健常者と呼ばれている我々の側であると思えるからです。
私も一人の「障害者」として、みなさんと共に彼等とコミュニケートしていきたいと思います。誰も完璧ではありませんが、完璧を目指す義務だけはお忘れなきようにお願いいたします。(佐藤貴宜)

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